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現代演劇暴論6「ZEEBRA=野田秀樹」

さぁどんどん自分でも何を書いているのかわからなくなってきました。

直輸入だった近代劇の言葉、しゃべり方、思想の三つの問題を口語によってクリアしたLBと現代口語演劇。
ではその他のラップ&演劇は滅亡してしまったのでしょうか。
いいえ。彼らは彼らで独自の進化を遂げ表現を向上させていきました。
それが「さんぴん世代」と「小劇場ブーム」です。

ECD主催によって行われたイベント「さんぴんキャンプ」。
その出演者達は歌詞をLBほど口語に引き寄せることはしませんでした。
しかし、不自然だった日本語のラップを日本人の生理に引き寄せ、さらに「詩」として昇華しようとしたのです。
それは新劇を少しずつ現代化していった小劇場の流れに重なります。
主な流れを作ったのはこの三人です。
つかこうへい=Dev Large(ブッダブランド)、野田秀樹=ZEEBRA、鴻上尚史=YOU THE ROCK★(雷家族)。

参考資料。
NIKE-CM Tim Duncan - ft . Dev Large

NIKE-CM Kevin Garnet - ft . Zeebra

NIKE-CM Jason Williams - ft . Twigy(YOU THE ROCK★ではないけど雷家族つながり)

とまあ少しずつ日本人が聞いても「カッコつけ」ができるようになっていくわけです。
そして段々と俗っぽくなっていくわけですね。(TWIGYはちょっと違いますが)
さらには極限まで日本人の生理に合わせることによってHIP HOPは「歌謡曲」化します。

ZEEBRA「Street Dreams」

もしくは「歌謡曲」のHIP HOP化に成功したとも言えるかもしれません。
つまり日本人の「情」の部分をラップで描くところまでやってきたということです。
野田秀樹が夢の遊民社からNODA MAPへ移行し、「スタイルのためのスタイル」から「物語のためのスタイル」へと以降したのと根底は同じです。
本質の大衆化はポジティブな発展だと私は考えます。
本質のない単なる大衆化は「セルアウト」です。
この流れは松尾スズキ、ケラリーノサンドロヴィッチ、DABO、DELI、マッカチン(ニトロ)、ラッパ我リヤ(走馬党)へと引き継がれていきます。
しかしそれぞれのやり方でHIP HOPを大衆化をしていく中、彼らは常に「ハーコー」と「セルアウト」の狭間で悩み続けることになります。

口語、セルアウト、ハーコー、この三つの中間を巧みなバランス感覚とテクニックで進み最も大衆に支持された流れがあります。
それが「後期FG」と「三谷幸喜(ウェルメイド)」です。

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