■ 「14.√1.90」稽古16・17・18・19・20・21・22日目
●11月13日(火)
一晩かけて泣きながら書くも思ったほどに進まず、ボロボロの体と心で王子小劇場へ折り込みに。
柿喰う客が仕込んでいる横でモーローと折り込み。
このときはまだアフタートークの件は決まっていなかったので特に挨拶もせず逃げ帰る。
山手線をぐるぐる周りながら仮眠をして稽古。
そうだ。この日はZuQnZと合同の稽古場だった。完全に壁で仕切ってたけど。
お互いがお互いの芝居を見る余裕もなく稽古にはげむ。
照明の森氏、星野氏、古川氏が来てたように思うが、台本の遅れが気まずく目を合わせられない。
●11月14日(水)
おぼえてない。
●11月16日(金)
おぼえてない。
●11月17日(土)
おぼえてない。が、このころから同居人のmrs.fictions主宰・今村氏とデニーズで缶詰合戦を始めたような記憶がある。
今村氏も次回の短編執筆に頭を悩ませていたので、互いに向かい合ってコーヒーを飲みながら執筆。
受験勉強もそうだったが、本当にやばいときは人と一緒にやるのはいい。
集中力が切れてウダウダしはじめるのはいつも自分が先だったが。
●11月18日(日)
「通し」を照明森氏、音響星野氏に見てもらう予定だったが、ラスト間際の台本が間に合ってなかった。
これはジャンピング土下座しかないかなと稽古場に行くと、今までのところを稽古する時間があるなら書いたほうが良いと役者の方々にほだされてまさかの稽古場で執筆。もともと終わりまではできてはいたのだが、穴だらけの凸凹台本を完成まで導く。
その間に役者の方々は小道具の作製をしてくれる。本当に申し訳ないと。
森氏&星野氏、到着直前に台本完成。近くのマンガ喫茶に印刷に向かう途中、森&星野氏に遭遇。
「台本が出来てないから逃げるところだったのに見つかってしまった」と言ったら腕をつかまれた。
台本コピーして稽古してごり押しで通し。1時間10分。
稽古後、やはり今村氏とデニーズへ。
構成を頭から見直し、プロット組み立て直す。というわけでまたもや台本の書き直し。
無理矢理終わらせた台本を滑らかに。しかし、無理からのエンディングは自分が何をしたかったのかをもう一度確認させてくれた。
●11月19日(月)
直した台本で稽古。良くなった、と思う。これで構成に関しては問題がなくなった、はず。
稽古後。役者さんから芝居と役柄についてのメールを受ける。もっともな内容。
1時間ほどかけて劇作家として、演出家としての自分の見解と指針を書いて送る。
●11月20日(火)
稽古途中、うまく流れなくなる。どのようにしたらいいのかわからなくなったが、やはり最近おぼえた演出術「無理に変えない」を実践。
問題の原因はその中枢にあるとは限らない。だからとりあえず問題を叩いて直そうとするのは最善の方法とは限らない。
思わぬ解決策があったりするのだ。いくつかの解決策を冷静に考え実践、問題は解決した。
それに加えてあるシーンの完成図がようやく見える。実り多い稽古だった。よかった。明日はズキュンズの初日だ。アフタートークもあるらしいけどよく知らない。
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