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現代演劇暴論14「『あゆみ』はいかにして作られるのか2」

「反復かつ連続」と「あゆみ」を自分の中では「新しい季節」シリーズと呼んでいる。
細かい言葉の説明は省くが、要は「今までもあったし誰もが感じている風景・時間を新しい視点で表現する」という極私的なシリーズである。
誰もが知って感じている風景を別の角度で描く。自ずと大衆性や普遍性がついてくる、と考える。
ヒントは「○○をしない人間はいない」だと思う。「反復」は「朝食を食べたことがない人間はいない」という考え方で作った。つまり「反復」は大家族だろうが、一人っ子だろうが誰もが持っている自分の朝食を照らして見られるよう努力した。
では「あゆみ」はどうか。最初は「歩かない人間はいない」という目線だった。
しかし今はより単純化している。「移動しない人間はいない」である。
誰もが体験している「移動」を新しい視点で心地よく描ければと思う。

参考作品はまたもやみんな大好きミシェル・ゴンドリー監督/ケミカルブラザーズ「star guiter」。

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