■ 「御前会議」稽古13日目
写真は山田さんのポーズを考える山本裕子氏と木引優子氏のダブルユーコリン。
この日はラップをガチガチにしてみたらどうなるか実験と平行して稽古。
まずは1ページぐらいの会話のシーンを仮に固める。
全体の尺を決める。そしてその尺を常に維持し続けられるようにする。
つまり1分23秒で終わったなら、次も1分23秒、その次も、延々と1分23秒でそのシーンを演じ続けられるようにする。
普通の演技ではできないこれがビートとラップによって可能になる。
ポイント、ポイントのセリフに音の目印(耳印)をつけてずれないようにしてもらう。
一時間ほどでできるようになる。
次にかけていたビートのbpmを半分にする。意識で音の間を埋めて発語しないとスピードが半分になってしまう。なってた。おれ大喜び。
次にビートをハイハットのみに。ほとんど時計の秒針。これはさすがにきびしい。拍の頭がわかるようにして欲しいとの要望に応える。みなできる。
次のハイハットも半分に。できる。思い切って無音にしてみる。ポイントの耳印は出す。できない。当たり前。
次にカオスパッドを使って音は聞かずにbpmに合わせて光るランプでやってみる。みな凝視。おかしい。
次に一人だけ音を聞いて机を叩いてビートを出す。協力作業。
次にみんなで手を叩きながらやる。お遊戯みたいでバカバカしい。おれ大喜び。
ここまで何回もやってればもう全体を覚えてるはずなので役&セリフをシャッフル。できる。
人が違うのにまったく同じタイミング、間でセリフを発語することができた。
とかやってるうちに1ページの稽古に3時間を消費。おしまい。
やっぱり奮闘する役者を見るのは楽しいなぁ。新しいことするのはわくわくするなぁ。
胎教によかったと思えば少しは気が晴れるのだった。
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