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□ 「四色の色鉛筆があれば」サンプリング元ネタ大会はじまるよー

今回は初日のアフタートークでも言ったように多くのサンプリングによって作品が成り立ってました。
ネタそのものを真似るというよりかは構造・考え方を真似るということですが。
パクリじゃねーかとがっかりされる方もいるかもしれませんが一応「演劇外のものを演劇的に体験させる」&「元ネタとは違う新しい文脈で体験させる」という自分の中の二大制約はクリアしてるつもりなので許してね。
というわけで作品ごとに紹介。

「あゆみ」
短編&長編制作のときにさんざんサンプリング元を紹介しましたので今回は一個だけ。
その時のことが知りたい方は左にある演劇暴論あゆみ編を読んでみてくださいー。

「ハイパーリンくん」
シアターガイドでも語ったようにまんまWWWです。WWWの世界を具現化したかったのです。
ラップはすべてのB-BOY&B-GIRLにリスペクト。
で、宇宙はみんな気がついてるけど「powers of ten」。
稽古日記でみんなで見たって言うイームズのビデオはこれです。

この感覚を映像でなく、プラネタリウムでなく、演劇で体験できないか。自分が本当に宇宙の端っこに来てしまったかのようにお客さんに体験させれられないか。演劇の武器である想像力を使って。それがこの作品の大きなミッションでした。だから宇宙が見えたっていう感想は本当に嬉しかったです。

で、それの別版ムービーみたいのと自ら移動できるソフトみたいなの。フリーですよ。感動。
って紹介しようとしらなぜかリンク切れ。いきなり先生がいなくなったみたい。あぁ、あの感じってこういうことだったのか。
いつか時間があったらみなさま、

立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト

で検索してみてください。
あと長久手で公演したときに小学校1年のときの担任の先生が見に来てくれたのも感動&影響あると思いました。
最初、見たときは誰かわからなかったけど「先生だ」ってことはわかったんです。
いつかはわからないけどいつかの「先生だ」って。これって不思議な感覚だなっと東京に持ち帰った記憶があります。

あとは大きさの比較と言えばこの感じを参考にしました。これも面白いですよー。
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/feelnikon/discovery/universcale/index_f.htm

で、空はなぜ青くて夕方はなぜ赤いのか問題を一番、わかりやすく教えてくれるのがここです。
こんな簡単なことも僕はしらずに26年間生きてきたのがなんだか悲しくなったのです。
この知らない=悲しいという感覚から知りたい・勉強したい=嬉しいという欲求につながるのでしょうか。
http://web.canon.jp/technology/kids/theater/main.html


で、ハイパーは僕も大好きな作品で宇宙に行くところなんかは本当に自分でももう一度体験したいと思うぐらい気に入ってるんですけどここで言っておきたいのは同時にあーゆー作品は非常に怖いなと自分で思ったということ。作り手の意識ひとつでもいくらでもその機能を変えることができると。まず題材が「教育」という点。教育≒宗教とも言えると思うし。間違った情報、ジャンクな情報も溢れてて情報の行き違いで争いも当然起きます。そういった情報の負の側面も一緒にちゃんと描ければよりよかったなとも思いますが、いかんせん20分じゃ短すぎました。またそういった側面を踏まえても僕は知識賛歌人間賛歌を描きたかったのであーいった形になりました。ウソやデマやジャンクな情報をまぶしたのは単なるギャグではなくてそういう面を残したかったからです。
次に集団による表現の怖さです。演劇がかつてプロパガンダに使われたということが非常にふにおちることが稽古場で何度もありました。あの宇宙のくだりも一歩間違えれば洗脳的になると思います。実際、ちょっとそう感じた人もいるかも知れません。あの高揚感、気持ちよさにぞっとすることもありました。でも、ですね、やっぱり演劇として大声を出す、大きく動く、集団で声を出すことは面白いしそれを自由にやれることは豊かだと思うのですよ。現代口語演劇論争をここでやるつもりはありませんが、あの作品は「柿喰う客」に触発されて作ったという点も少なからずありますし。そうです、大声でみんなで一斉に喋るのがうらやましかったんですよ久しくぼそぼそしてたから。だからあれ「うるさい演劇」への僕からのアンサーっていう感じです。で、話を戻すと、だから演劇を生業にするのであればあーいったことの怖さなど自覚的に創作やワークショップをしていかなければならないなと思ったのでした。あーいった手法をかつて、そして今も誰かがどこかで洗脳や支配のツールとして使っていると思うと苦々しい気持ちになります。そういった怖さを早く伝える、遠ざけるのではなくて知らせる意味でも演劇教育というものが必要なのかなと思いました。ぐだぐだすいません。そーいったことはまた考えます。今は元ネタ大会でした。


「反復かつ連続」
これも過去の稽古日記を参照してもらえばどうやって作ったのかも一目瞭然なんですけど。
思想はシベ少とミシェルゴンドリーです。で、元ネタはTUCKER!


「純粋記憶再生装置」
ま、これは「エターナルサンシャイン」ですね。
あとはかつての自分の記憶です。7〜8割ほんとの思い出ですから!
実際の出来事かどうかは定かではありませんが、僕の脳内にはあの景色は全部あるんですよ!
だから薄っぺらいとか低レベルとか言う人には人の大事な思い出にケチつけるなーと創作者としてはあるまじき非常に個人的な憤りを感じてしまうのです!で、落ち込むのです…うわー!そんなもん見せられてたまったもんじゃねーよと思う方もいるかもしれませんが。ま、いろんなことをやってみたかったということで完全に自分の引き出しから作ってみたらどうなるのかなと思ったのでした。で、脳内の感じを出すのに一苦労しました。時間軸がずれて。縦も横もずれて。声だけ遠くなったりとか。あと夢って夢の中にいる自分が見えませんか?ってことは視点・カメラが目じゃないどっかにあってそれってこーゆー感じかなとか考えながら作りました。


というわけで元ネタっていうかグチみたいになっちゃいましたけど。
最後にずっと稽古してて遂に最後まで公に発表されなかったハイパーリンクルーの曲を紹介して終わります。
あ、言い忘れてましたがハイパーの歌詞は全部、役者さんが自分で書きました!
当然この自己紹介ラップも全部自分で考えてます。
最初はラップのラの字も知らない人がここまでできるようになるなんて本当に感動ですよ。
まさにブサイク音痴だって歌えちゃうスゲー敷居低い歌唱法なんですラップは!
今月は名古屋でラップワークショップもやりますし。みなさんもHIPHOPに偏見を持たずに楽しんでくださいね!
僕が「四色の色鉛筆があれば」で言いたかったことはそれだけです!

というわけでハイパーリンクルーでハイパーリンクルーのテーマ!!

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