□ 目黒パーシモンワークショップ4日目
今日は晴れたなぁ。いつか外でも稽古したいなぁ。
1時間、早く劇場に入って舞台の準備。ヒモを取っ払ってバミリのテープを貼る。
今日はみんなに衣装を持ってきてもらった。ていっても制服だけど。私服の学校の子は、学校に着ていく服。
で、靴を脱いで、並べてもらって舞台完成。みゆきんぐのテンションが上がるがそれはおっさんおばさんの証拠ですよ。本人達は毎日着てて、着飽きてますから。でもブティックがうちの制服かわいくないってしぶってたのは面白かった。でも制服着たらなんかみんな雰囲気が変わって、あれ、ちゃんと名前(あだ名だけど)呼べるかなって思ったけどだいじょうぶでした。オープニングを稽古して、実はかなりゾクゾクしてた。これもいける、あれもいける、みたいで。横並びもいいけどな。最初、横並びで、それで動き出して、はじめようかな。ていうか情報ダダ漏れだけど、気にしない。
今日は木引さんと野村さんが見学に来てくれたけどまったくもてなせないほどに稽古稽古稽古。
最初の予定よりも1時間もオーバーして5時間。でもみんなついてきてくれる。ていうか追い越してる。俺がぜーぜー言ってて、みんな談笑してるもんな。タフだぜ。
それでもまだラストは作れてない。やりたいことはあるんだ。たぶんだいじょうぶだとおもうんだけど。
あ、後半の台本もみんなおぼえてくれてたなー。稽古が少なくなってしまってるシーンの出演者には申し訳ない。
で、本当に短編あゆみのときみたいに、もう何回もリピートして練習。密度濃すぎ。脳汁でまくり。みんなが裏のあゆみをやってくれてるんだけど、だいじょうぶかな。みんなすごいぜ。もはや信用するしかないぜ!稽古風景が中屋敷くんを思い出させると野村さんは言って去ったんだけど、むしろ積極的にマネさせてもらってる。短時間で高い目標がある、形式的な舞台では本当に絶好の方法ではないだろうか。模索ではない稽古系というか。中屋敷演出法はワークショップとかに本当に向いてると思う。愛だって言ってたもんなぁ。
本当にあきらめない、細かいところもできるだけ流さない。時間が限られてる稽古ではダメかもだけど。でも甘やかしたくないんだ。形式にはめて、なおかつ自由に生きて欲しい。この矛盾した体験をして欲しくて、だから創作ではなくて、僕の演出にしたのだから。
稽古終わってへとへとしてたら、みんな談笑しながらお菓子、食いまくってる。
その会話の豊かなこと。最初はあんな気まずそうな空気だしてたのに。だから、どっちもできるんじゃん。
その豊かな会話と、気まずい空気の両方をコントロールして、舞台に乗せて欲しいんだ。どちらも自在に生み出して欲しいんだ。あ、もちろん形式は守って。
だから、ルールの中で、ルールを忘れて、やって欲しい。
それは、大人だからできるってもんじゃない。大人達の方が、君たちよりもできないかもしれない。
それをできる人達を僕は役者と呼んでいる。しかも、それは最低条件だ。
まだだ。まだ時間はある。
明日は9時に集合して稽古。本番は14時半。ギリギリまでやろう。だって君たちやればやるほど上手くしかならないんだもん。
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