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2009年8月の15件の記事

□ 岐阜県可児市へ出張

で、このまえの続きですが、隣で雑誌りたーんずを読んでいたおばさまはなんと目黒でワークショップした高校生のお母さまでした。中野のタコシェで買ってきてはじめて入った喫茶店で広げてたんだそうだ。そしたら柴が隣に入ってきたんだそうだ。ものすごい偶然もあったもんだ。ご挨拶して「わが星」のチラシをお渡ししてワークショップ発表会の感想などをいただいたり。2回やったのが良かったってまた言ってもらえた。ほんとやってよかったです。やっぱりこーした方がおもしろいってことに正直になったほうが絶対に良いのだ。あらためて自信をいただきました。ありがとうございました。

そして、8月30日は朝から岐阜へ。夜遅くに作業しようと思ったけどやっぱムリだった。こーゆーとき朝型はつらいな。むりくり朝早く起きて作業。新幹線に乗って名古屋へ。先月来たのか。早いんだか遅いんだか。犬山行って、日本ライン今渡行って、ala到着。3回目にしてはじめて晴天の可児に来ることができた。冗談で言ったら、担当の高井さんがテルテルボーズを作ってくれたらしい。効果てきめんじゃないですか。ありがとうございます。
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alaはいつ来ても人が気ままに過ごしてていいなって思う。レストランで昼食、館長に挨拶。で、戯曲講座。オリザさんから引き継いだ実践編ていうかわが町を可児に置き換えて創作するという。今日は2回目、可児について調べたことをあれこれネタ出しする会。みなさんそれぞれの人生から生まれた可児の関係性がとてもおもしろい。alaではじめて来るようになったとか、お祭りにだけ遊びに来てたとか、団地にだけ広まってる怪談話とか、超キビシイ進学校に通ってたとか。みんな情報に実感がこもりすぎて。もうフィールドワークですね。これは普通の戯曲講座より刺激的かもしれないと思う。その町に住んでいる人と創作するっていうのはちょっとおもしろいかもしれないぞ。特に可児にずっと住んでいる最年長、可児さんの話がおもしろい。だってみんなが話す町の歴史のだいたい現場にいるんだ。1970年代、工業団地とニュータウン化で新旧住民の出会いがあったこの町は、今は外国人労働者達と出会っている。その労働者達も不景気のあおりでどんどん国に帰ったり。現職の高校の先生がいて、そのクラスにも外国人の生徒はいて。それぞれ大変なんだそう。みんな思い入れのある時代が町にあったり。4時間みっちり話して終了。次回までに、まずは1幕をそれぞれ書き換えてみる。あーどんなわが町が生まれるんだろう。楽しみになってきた。がんばろう。
終わってから市民参加のダンス公演の稽古を見たり、打ち合わせをしたりしてすっかり夜に。おつかれさまでした。明日も「わが星」稽古。おみやげはなんにしようか。
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■ 「わが星」稽古5日目

本日はシアターガイドの熊井さんが見学に来てくれた。手作りチーズケーキなんかもみんなでいただいてしまった。あと京都帰りの新菜さんみやげのわらび餅と伊勢神宮に行ったのに伊勢うどんを食べてこなかった青木さんの赤福でもないおみやげがあって食べ物が豊富な稽古でした。で、頭から2時間半立ちっぱなしの踊りっぱなしの汗だくだく。休憩時に三浦さんが甘いもの食べてちょっとハイになるって言ってた。わかる。疲れで糖分が麻薬化してる。でも全然みんな踊りながら歌えないんだもん。俺も含めて。いやーこれは難しい。リンくんは序章だったって思った。誰もできない。頼みの大柿番長は2回続けて稽古休み。新しいステップを体得してるのは大柿番長だけなのでとりあえず復習しながら複雑化させてるわけだがほんとみんなできるようになるのかな。業務連絡、大柿くん歌詞暗記してきてくださいね。
で、残りの1時間半は台本稽古をノンストップで。ちょっとこんがらかるので整理しながら。あっという間に4時間終了。ヘトヘト。こんなやることに追いかけられて稽古するのは久しぶりだな。やらなきゃいけないことがたくさんある。台本はまだまだ。まだ憶えなくていいですって言ったらちょっとどよめいた。
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□ 2009年の夏が終わりかけ

最近、朝と夜はめっきり涼しい。もう夏が終わってしまうのではないだろうか。ここ最近の出来事を時系列無視でバラバラっと。

・「わが星」は久々に美術がある
なにもないことで有名なわたくしの舞台ですが(ほんとは気がつかないレベルであるのですが)。三鷹の星のホールを美術・青木くんと見学。打ち合わせ。美術案をしゅくしゅくと練っている。美しいモノが欲しい。でもおかねがかかる。時間も有限。なんとかしましょう。青木くんと話してると心強いなぁ。
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・現在進行形
いま新宿の喫茶店で日記を書いてたら隣のなんか全然知らないおばさまが見覚えのある色の紙を見てて雑誌「りたーんず」で超びびった。ジュンク堂で買ってくれたんだろうか。声でもかけて「わが星」のチラシでも渡すべきだろうか。どうしよう…。

・「あひるなんちゃら」観劇
いつものあひる節全開。黒岩さんが出ずっぱりで主役みたいだった。やっぱり独特の存在感。憧れてたもんなぁ。ようやく一緒にできてうれしいなと思いました。永井さんは初あひるで大変お気に入りになったそう。

・多摩川の花火を見に行きました
宮永さんとセキコウくんと熊井さんで。ことしの最初で最後、花火。二箇所で打ち上がるもんだから花火に挟まれて右に左に大忙し。こんなのはじめてだよ。もともとセキコウくんをもてなし会だったはずが打ち合わせになってしまう。なんかアホみたいなアイデアがいっぱい出たけど実現されるのだろうか。
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・少年王者舘をもう一回
見に行ってしまいました。どうしても見たくて。あと「館」ではなくて「舘」でした。すいません。楽日に滑り込む。受付に三好さんがいた。もうびっくりするぐらいの満席。こんなにぱんぱんのスズナリははじめて。そしたら宮永さんも来てやんの。新菜さんもいて、なんだからやたら知ってる人が見に来てました。もうやっぱ最高。アイドルの公演とか、コンサートとか全回行くみたいな人の気持ちがちょっとわかるかもって思った。何回でも見たい。見ないでやってるのは悔しいぐらい。王者舘としてもそうだけど、僕はこの作品が大好きなのだなぁ。心の中で終わらないでって思う。ほんとに。あれから数日たつけど今でも目を閉じると思い出そうとしている自分がいる。徐々に忘れていくのが悲しい。だめだ、久々にやられてしまった。最後はちょっと泣いた。

・近所の美容室通信(?)が更新されてました
だんだんこの一族の輪郭が見えてくるのがちょっと怖いよ。
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・で、現在進行形はどうなったかと言うと
意を決してお声をかけてみました!そうしたら…。

無意味に次回に引いてみたいと思います。
別にそんなに驚きの展開でもないのですが…。というわけでつづく。

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■ 「わが星」稽古3&4日目

・8月25日(火)
本日、キャスト全員集合。意外と8人って多くない。三鷹の広い空間をこの8人で埋め尽くす。できるかな。簡単な自己紹介の後、なんかやってみたかったゲームしてまずはラップの課題曲を渡す。パート分けをして練習してきてもらう。毎度の作業。千里の道も一歩だ。で、次に踊り。昨日まで本番&打ち上げだった黒岩さんがあきらかにしんどそう。だいじょうぶかな。新たに2つのパターンを分析、おぼえてもらう。20分ぐらいで解析&暗記は終わる。おー。が、なかなかきれいにはいかない。誰でもできるステップをきれいに美しく見せるってことがやりたいんだけどできるかな。
で、早めに稽古を終えて顔合わせの飲み会へ。今日が終わると全員集合はまたしばらく後になってしまう。新菜さんがごはんをたくさん買ってきてくれてありがたい。みんなで準備をする。えらい豪華なつまみになった。美術の青木くんも来てくれて乾杯。みんなで色々話す。イタコとかオバケとか意味ない話ばっかりしたな。おもしろかった。カステーヤさんを見終えたちからさん&熊井さんも遊びにきてくれて、あと昏睡を終えた野村さんも到着。もうこの辺からパカパカ飲み過ぎたきがする。すぐに眠くなり意識を失う。最後まで残ってたのは大柿中島新菜柴宮永だったかな。みんなけっこう酔ってたなー。朝6時に目覚めて退出。さすが朝型。
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・8月26日(水)
朝7時に帰って、お風呂に入ってマックに行って執筆。しかしやっぱまだ眠い。なんとか今日の稽古用の台本を用意する。とりあえず。でもきっとこーゆーのがそのまま行くんだろうな。いつもそうだ。今日もダンスしてラップ。2時間半みっちり。みんな足がだるそう。でも基礎練が大事。筋肉をつけているのだと思ってもらいたい。ラップなど負荷とも思わないぐらいになって欲しいのだ。がんばろう。ダンスは2倍速ができて気持ちよかった。もっと広いところで練習したいな。どこまで大きくできるんだろう。
最後の1時間で台本稽古。初見の台本を好き勝手に読んですぐに配役して立ち稽古。あぁ、みんな上手い。てか水を得た魚のように反応が良い。そりゃそうだよな。みんな役者さんだったんだ。みんなも忘れてたみたいだ。これ演劇の稽古だったんだって思い出したって永井さんが言ってた。ラップもダンスも不自由そうだもんなみんな。この不自由さと自由さを両立させたらグッときそう。あと最近、ワークショップなどをよくやってたから単純にテキストを渡してすぐに力を抜いて立ち稽古できることにもなんか感動。当たり前か。なかなかの手応えを感じて終了。アゴラで打ち上げ中の昏睡さまにご挨拶に行く。神里くんと話す。まぁ大した話はできませんが。鰰のオーディション要項がおもしろすぎてみんなで笑った。終電があるので早めに辞去する。さぁ、明日も台本を書こう。あと青木くんと小屋下見にも行く予定。写真は野村さんの料理。上手いしうまい。三鷹でも野村さんが料理づいてくれたらいいな、と非常に勝手な願望。
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■ 「わが星」稽古2日目

2日目。今日はTシャツ持参。こないだは汗だくになったし。新菜さん中島さんは筋肉痛とのこと。意外にも永井さんは無傷。てか今回も足やら、喉やら痛めないように注意しながら稽古しなくてはいけないだろう。今日はラップワークショップ。いつもの通りグレアマ→柴流ラップ分解能説。みんなでmummy-d。そういえば昨日、今日はB-BOY PARKだった…。 行けなかった。MASTERS OF お家芸やったかなぁ…いいなぁ。
ムリだとわかっていても半バース暗記してもらう。ラップもまぁ、みんないけるかな。抑揚を落としたり、人にパスしたり。
さぁ、また熱い時間がやってきた。まずは踊りの復習。あれ、なんかみんなこなれてうまくなってる。ウケる。それで要所要所を決めてちょっとずつかっこよくしてみる。おーカッコイイ…のか。超ウケる。しかしこれ本当に本番でやるのか。自分で言うのもなんだけどまさにままごとかもなぁ。しかし、ちょっと参加できそう(てか誰でもできる)なぐらい簡単な踊りを一生懸命踊る大人の姿は意外とくる、のではないだろうか。キテくれたら良いな…。希望的予測。
で、もっとムリだとわかっていてもこないだ踊った踊りを踊りながらやってみる。全然ダメすぎてみんなで笑う。壊れたおもちゃみたいになる。しかもやってる本人はそりゃテンパるだろうけど、まわりの人達の動揺が如実にあらわれておもしろすぎ。でもみんな稽古すればできるようになるって言ってくれたし、そんな気もするので、こつこつやっていきましょう。この調子で新しいのを足していったら、手持ちのヴァリエーションがちょっとは増えるんではないだろうか。
最後に、座って静かなラップをやって遊ぶ。これはみんなできてて楽しい。なんとなくみんな3時間でラップの基礎を掴んでくれたみたいだ。mummy-dのバースを分解してやってみる。うん。いけそうだ。三浦さんのダンディーなラップがかっこよくておもしろかった。
さぁ、次の稽古ではやっと全員揃うぞ。楽しみだぞ。
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この写真おもしれー。

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□ 福島県いわきに行ってきました

福島県いわき総合高校卒業公演「3000年前のかっこいいダンゴムシ」作・演出 前田司郎、作・出演 第6期生。という演劇を見に行ったのです。
去年のヘリコプターで見た5期生の卒業公演だった「あらわれる…」がとても面白く感動したので期待大きく。

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常磐線が福島まで続いてるなんて知りませんでした。ずーっと乗ってけば各駅停車でも4時間ぐらいで福島に行けるのだ、3000円ぐらいで。ボケーッと湯本で降りて、あーここがフラガールの町か蒼井優かとか考えながら、駅前で足湯。あっつ!50度以上あるみたい。で、各駅に乗っていわき総合高校がある内郷という駅で降りた瞬間、あれ?高校じゃなくてアリオスっていう劇場に行かなくちゃいけないんじゃとか焦りまくって、タクシーに乗ってギリギリに到着。なんとか開演時間に間に合う。よかった…。足湯とか入ってる場合じゃなかった…。
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芝居は去年に引き続きとてもよかったです。みんな個性的で、粒ぞろいなのが素敵だ。前田さんがみんなを生かすように演出してるんだろう。アリオスの小劇場はとても良い劇場でお客さんもいっぱい入っていた。みんな暖かく、しかも笑いのポイントがけっこう鋭い。方言は、前は五反田でいわきの芝居だったから新鮮で、今回はいわきでいわきの芝居だからちょっと異国感があって新しい面白さ。まわりの人達は方言ネイティブなんだろうし。ちょと別れの唄を見たときを思いだす。役者さんの中に内山さんと声質が似てる人がいてちょっとおもしろかった。堂々としててよかったな。
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終わって前田さんと先生に挨拶。日帰りの予定があれよあれよと前田さん達とお寿司を食べに行ってしまい酔っぱらい温泉になどはいり泊まってしまう。いわき の魚の評判は色んな人から聞いてたけど本当においしかった!メヒカリのから揚げとかわさびで食べる穴子とかすごい。しかし2ヶ月のあいだに畑澤さん&前田 さんと一緒に温泉に入ってる自分はなんなんだ。温泉演劇マニアか。ないけどそんなの。しかし良いお湯だった。加水してないらしく、源泉が57度くらいで冷 ましてるとのこと。なるほどなー。前田さんともこんなに話したのははじめて。みなさまお世話になりました。とても楽しかったです。ありがとうございまし た。

福島だったら星が見えるかなと思ったけど、あいにく夜は曇ってた。残念。

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■ 「わが星」稽古1日目

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駒場東大前はお祭りで、アゴラ劇場の5階にて初稽古を行ってまいりました。
とはいっても黒岩さんと斉藤さんは今週末まで本番中。なので初稽古というか、プレ稽古というか。
で、踊った。最初にちょっとだけ自己紹介だけしてすぐに踊る。
今回の芝居は歌って踊る、予定なのです。そんなに歌わないし、踊らないかもしれないけど。
でも踊りの経験もない僕らが何を踊るんだってここ最近、考えてて。できれば振付も自分たちで考えたくて。
それで王者館を見てたらいっこアイデアが思いついて、大急ぎで調べて試す。
みんな汗だくだく。でもわからないなりに適当に作っていったらオリジナルの感じがちょっとできた。なるほどこーやってアレンジを加えていけばいいのだな。
みんな足がくがく。もう暑い暑い。稽古初日でこんなに動くのはじめて。中島さんが3人あゆみの稽古頭を思い出したと言っていた。青木さんはリン君縄跳びを思い出しただろう。
やってることがやってることだけにすぐにみんなががやがやしてきてうれしい。
終わりに星と宇宙の話をちょっとだけしたけど、疲れててなんのことやらわからなくなってしまった。すいません。
ちゃんとアップとか準備運動とかダウンとかしよう。明日は筋肉痛だ。家帰ってお風呂入って即寝。うむ。とりあえず一回目の稽古は無事に終了。

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□ 昏睡と少年王者館を観劇しました

アトリエ春風舎にて「昏睡」を観劇。まずは役者さんに拍手。兵藤さんがとても素敵だった。怖さもおかしさも美しさもあって。作品は神里くんがとても真摯に作った感じがしてよかった。神里くんのような舞台は作れないなぁって見ながらいつも考える。どうやったら空間も人間もあんな張りつめたり、エネルギーっていうか圧力みたいなの出せるんだろうか。初日に作品の誕生を祝うっていう話はちょっとグッとくる。この企画の、最小チーム感っていうかフットワーク軽めのフレシキブルな創作スタイルは、たぶん打ち上げでの雰囲気もあったと思うのだけどいいなって思った。

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そしてスズナリにて少年王者館「夢+夜」を見る。久しぶりの生王者館。天野さんの新作としても3年ぶりだそうで。
これがもうハマった。大ヒット。可能であればもう一度、見たい。なんかもう単純に大好きだ。今まで見た王者館の作品でもナンバーワンでした。
出だしから1時間ずっとクライマックス。もうノックアウト。演出はいつもの王者館王道スタイルなんだけど、でも新鮮で刺激的で、そーだったここまで構築できるのだ、ここまで突き詰められるのだ、時間もタイミングも光も音も人間の積み重ねでここまでできるのだと、あらためてショックを受けた。
高校生のときに「くだんの件」を見たときの感覚と同じになった気がする。タイムスリップしたかのよう。
このあいだの「true」よりも単純な機材を使ってるはずなのによりテクノロジカルで美しく僕が感じるのはこの時間空間音光の操作があまりにも緻密でそこに逆に人間や集団の技術を感じてうれしくなってしまうんじゃないかな。

池田遼さんと黒宮万里さんがとても素晴らしかった。あのような展開は、王者館の芝居としてはとても新鮮で二人の会話だけでもうわくわくしてうれしくなってせつなくなって。
何を書いてもネタバレになって、何を書いても絶対に見ないとわからないから、どこまで書いていいのかアレだけど、クリームソーダと後半でもう一度、二人きりで行われるシーンが本当に美しくて、素晴らしかった。時間が止まって、巻き戻って、進んで、スクラッチして、ループして、狂って、ねじれる。あーどーやったらあんな舞台、戯曲、作品を作れるんだろう!

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□ 星空散歩FUKAI羽衣あゆみ会

オケタニさんのmixiで紹介されてるらしくmixiからのアクセスがあるがいかんせん見れないので何と書かれてるのか気になる…。前は一行で済ますなとだめ出しされてたらしくそれで多めに書いてみたわけなんですけども。

・星空散歩に行く
白鳥のプラネタリウムが毎週土曜の夜にやっている星空を見る催しにのこのこ行ってみた。100円。設置されてる望遠鏡で星が見られるらしく。夏休みゆえ自分以外が全員家族連れ気まずい…。しかし人が多かった。冬は少ないらしい。でも冬のほうが星がきれいらしい。ボランティアの人が運営してるらしく、おじさん達が誘導してるのがおもしろい。この人達は天文マニアなのかなぁ。いつもはいけない5階の天文望遠鏡のあるところに行く。まずはさそり座の一番目立つやつアンタレスを見る。さすがにもう憶えましたよ。300倍らしいが望遠鏡で見ようが光の点にしか見えません。まぁ何百光年も離れてるからしょうがないか。で、次に木星。うわー木星だー。すげー。こないだメガスターで見たのと一緒だー。衛星も見えるぞー。感動しました。しかし博物館を出た途端、どれがアンタレスでどれが木星かわからなくなる。くやしい。

・FUKAIプロデュース羽衣「果物夜曲」を見に行く
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池袋の芸術劇場の外にできてる、ヒノキの舞台で羽衣が無料パフォーマンスをするっていうのを聞いてて気になってて行ってみた。18時の回。ゴールデン街劇場でやった曲らしく見てなかったので満足。野外の、声が届きづらいというアウェーな状況だったけど、持ち前の羽衣パワーで魅せる。最後は鳥肌たった。無料の野外ゆえに知らない人がふらっと入るのがとてもうれしい。他人事ながら。なんか演劇が街とちょっと仲良くなったみたいで。あとアフタートークに乱入してきてた外野のギャル&ギャル男とか。あーゆー普段、劇場に来ないような人達がかすりでもしてるってのは良いなって思う。というわけで勝手にうれしい気持ちになってしまい、ちょっと仕事してから20時の回を外からのぞきにいく。格子の外からも舞台が見えるから足を止める人達もいるし、前のめりで見に行く人も。そとから見てた外人さんが途中でも拍手しまくってて。むしろなんでみんな拍手しないのーって言ってておもしろかった。そーだよな、作品の最後でしか拍手してはいけないっていうのもなんとなくのルールでしかないのだよなぁ。さっきのギャル軍団がコレ見てどんな反応するのかやっぱりちょっと見てみたかった。というわけで結局、20時の回も全部見てしまった。あと警備員の人がそっせんして無料ですよー、入り口はあちらですよーって立ち止まった人に声をかけてて、そーゆーのも本当に嬉しい。
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・その日は偶然、池袋であゆみ会だったのだ
そのあと、あゆみの人達が飲んでいるところに顔を出す。もう何年も前のような気がするけどまだ1年しかたってないんだよな。遅いんだか、早いんだか。
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□ オケタニさんちの鍋会に行きました

そのまえにアゴラで「青木さん家の奥さん」の第二回通し稽古を見学させてもらう。なんだこりゃ。くだらねー。東京公演までまだ一ヶ月ぐらいあるからまだまだ変わるのかな。しかし桜町君が個人的にツボだなー。あの瞬発力はおもしろいなー。

それから中野に行ってオケタニさんちの鍋会に参加する。オケタニさんっていうのはポッドキャストをやってる人です。
むかし、一度ポッドキャストに手を出しかけたキッカケで一方的に知りまして、その後いろいろとありオケタニさんが舞台を見に来てくれて、それで鍋に呼ばれてという感じです。もうこれで5回目ぐらいですかね。鍋に参加するの。でも鍋自体は去年から通算88回やってるそうです。
この鍋会に参加すると普段、知り合わない人と出会うので面白いのです。
今回も面白い人がいっぱいいたなぁ。男子率が高めだったからか興味深い人が多かった。
リクルートで勤めてる方がすぐに人の名前とか年齢を記憶するのには尊敬。せんぜん人の名前憶えられないから。才能だよなーそれも。営業をされてるそうで、なるほどー。
あと個人的に気になったのはバッキーさんというテレビの制作会社に勤めてる方。言葉少なげで、汗をずっと拭いてるのが印象的だった。ポッドキャストをやってたらしいがどんな語り口調だったのだろう。静かだけど、おもしろそうな人だった。ごちそうさまでした。
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あ、「わが星」のチラシができました。今後、各所でお目見えすると思います。よろしくお願いします。
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□ 川崎市青少年科学館に行ってきました

結局、ペルセウス座流星群はあきらめてしまいました。雲もなくていい夜空だとは思ったんですけど疲れてて…。

というのも日中は向ヶ丘遊園にある川崎市青少年科学館に行っていたもので。日本科学未来館と悩みましたが生解説にひかれてコチラへ。メガスターを常設して るのは先日の千葉と合わせてこの3館のみらしいです。ほとんど山な生田緑地を抜けていくとねんきの入った建物が。観覧料200円。安い。

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いや、最近プラネタリウムづいてますが、今まで見た中で一番よかった。生解説がプロフェッショナルで素晴らしく。ほんと一人芝居っていうか、宇宙のポタライブみたいなんだよな生解説は。確かに地味だ。てかメガスター自体、地味なんですよ。星はものすごい数が出るけど、CGがばんばん出るわけではないので。だからムード的なものとか、単純に子供が飽きないようにはできてない。あとちゃんと解説しないと何がすごいのがわからないのがメガスターだと思う。でも解説が良ければちゃんと星や、宇宙のセンスオブワンダーを感じることができる。そしてここが一番、それを感じさせてくれた。

まずちゃんと双眼鏡を貸してくれる。一人一個。使い方の説明も、上手い。あれでその日のお客さんの雰囲気とか読んでると思う。子供が多いかとか。
それで従来のプラネタリウムからメガスターに切り替わったときに、天の川がちゃんと星(小さな点)でできていることを教えてくれて、双眼鏡で見せてくれる。構成も見事で、生田緑地→富士山→宇宙→太陽系→銀河、そして地球に戻ってきて、生田緑地に戻って、ここのプラネタリウムに戻ってくるっていうストーリーがシンプルで美しい。音響も、スライドも、プラネタリウムも一人で操りながらナレーションもしてるんだからすごいよなぁ。間のびもなくて、説明もせわしなくなくて。ちょっと小さい子供がぐずってお母さんが出ていこうとしたときとか「ちょっと明るくしましょうか?」とか無視しないでちゃんと対応するし。いやーいい役者さんでした。

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あとアンドロメダ銀河を見せてくれたのもうれしかったなぁ。肉眼だと見えないけど、双眼鏡で見るとちゃんと銀河の形になってて。メガスターすげーって本気で思った。大平さんは自分で作ったくせになんでこーゆーこと教えてくんないのよ。だからハードをつくる人と演じる人の才能ってのは別物なのだなぁ。

ちゃんと星のことを知りたい、それでワンダーを体感したい人にはおすすめです。生田緑地も広くて気持ちよかったし。
ここにいるという50年間ずっと解説してるおじいちゃん解説も聞いてみたいなぁ。

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□ これから

ペルセウス座流星群を見に行ってみようかと思います。本当に見えるのだろうか。


<1時間後の追記>
荒川の土手に行ってみましたが、なにせ雲が多くて何にも見えない。月も見えないんじゃしょうがないよなぁ。明日もし余裕があったらリベンジしたい…。

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□ ままごとのサイトができました

ここ数日は家にこもってままごとのHP(てかブログ)作ってました。チラシももうすぐお目見えー。

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http://www.mamagoto.org/

HTMLもCSSもさっぱりですが何とかなるもんですね。わかんなかったら即ググる。ドメインも10分ぐらいでとれたし。便利な世の中になったものです。


日曜日に行った岩井さんのワークショップは面白かったです。桜美林大学のプルヌスホールには初めて行きました。思いっきり町田で乗り間違えて遅刻。申し訳ありませんでした。なぜかそのまま打ち上げに参加してしまった。何やってんだ…。でも岩井さんの話は面白いからどうしても引力に負けてしまうのだよな。テツさんの話もすごかった。しかし終電で落ち込む。あと桜美林のシステムに感動した。プルヌスホールとかGALAとか今回のワークショップとか学生が運営してるってすごいと思います。本当に。

ワークショップの発表は、発表というより展示みたいな感じで。子供達が心の中では非常に大人びた考えをしているのがとても面白い。岩井さんにも伝えたが、これは戯曲のワークショップとしても非常に効果があるのではないだろか。駄話をしてそれを振り返ってどーこーするっていうのは山内さんのWSで初体験以来、自分でもちょこちょこやってて。多田さんも、岩井さんも、どうやら岡田さんも、あと神里くんも似たようなことやってたんだけど、基本は同じ入り口で、でも出口というかおもしろがってるところはそれぞれ全然違うから、結果ワークショップ内容が全然違うのが面白いと思った。あー、こうやってどんどん自分の興味にすりあわせていけば結果オリジナルのワークショップになるのだと勇気をもらった。

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□ メガスタートラム銭湯春風舎

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朝もはよから千葉県立現代産業科学館へ。どこだそれ。
メガスターがあって作者の大平貴之氏が上映解説会をやるっていうので行ってみた。
家から20分ぐらいで着いてショック。我が家はほとんど千葉なんだな。朝10時の回に余裕ぶっこいて10分前到着したらえらい行列。売り切れだって。うわー。次の上映解説は13時。うーん時間をつぶすかと思ってたら直前のキャンセルみたいで、ギリギリ入れた。よかた。280席が満席。てかホールでけえ。メガスターの中ではここが一番、大きいらしいが…。

で、上映解説会っていうのは芝居で言うアフタートークみたいなものを期待して行ったのだけど、ちがった。普段は大平氏の録音されたオートプログラムなんだけど、今日は上映中に生で解説してくれるってことなのねー。そっちのほうが豪華っちゃ豪華か。しかし初日感満載の解説で、別にメガスターの作り方とかの話をするわけでもないし、これは、普段からやり慣れてる人の聞いた方がいいのでは、と思った。いや、確かにメガスターはすごいとは思うんだけど。だんだんわかってきたけど、どうやらプラネタリウムは、ハードとソフト、つまり設備とプログラムも大事なんだけど、なによりこの解説の人の能力が非常に重要なのではないだろうか。うん。ちょっと観客参加型の芝居みたいだもん。録音されたものよりは、上手い生の説明で聞くほうが良いだろうな。プラネタリウムについて詳しくなってどうするんだ。31食べて帰る。
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そのままシアタートラムに行き「true/本当のこと」を見る。
すすめられて。当日券を買う。我ながら珍しい。昨日はアグレッシ部な気分だったのだなぁ。
非常に興味深く、前半はわくわくして見た。視覚と色彩感覚をジャックされた気分。あのメカ全部欲しい。ICC好きな人は観たらいいかも。あんなかでダンスやってるみたいな感じ。ダンスも今まであまり見てこなかったけど、これからは見ていきたい。面白そうな人がいっぱいいるし。しかし自分には音がノイズフル過ぎた…。スピーカーの前に座ったのもあると思うけど。音が移動したりしてすごいんだけど。いやしかし、こんなにノイズな感じじゃないとダメなのかとか考えてしまった。ニャーとかピヨピヨとかにしてもいいんじゃないか。せめて、単純に音楽的に気持ちよくなってもいいと思うんだけど。なんで生で反応するインスタレーションの音ってどれもノイズ的なんだろう。即興的に変化する音ってなるとそうなっちゃうのかな。
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そのまま江古田へ。
しかし、もはや体力の限界。銭湯に行こうと思う。そしたら仕事帰りの森くんに会った。昔は江古田を歩けば誰かにあったけど今じゃ珍しい。
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小竹浴場はお休みしょぼーん。

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浅間湯は開いてたよかった。非常に気持ちよい。
途中で、どうやら合宿中の中学生男子軍団がやってきて、田上パルみたいな会話を本当にしててうける。夏だなー。結局、なに部かわかんなかったんだけど。で、春風舎へ。実は初青組。初吉田作品。怖くない羽場さんが新鮮で素敵だった。怖くないのが新鮮ってどーゆーこっちゃって感じですがサンプルの印象が強すぎて。自分もちゃんと戯曲を書こう。

ってなわけで一日移動し続けてへろへろになって帰宅。明日は岩井さんのワークショップを見に行く予定だー。

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□ オケ鍋プラネタリウムパラドックスわが星チラシ

ここ最近は超朝型生活がちょっとずつ夜型に修正されてきてるので焦ってます。まだ0時前には寝て7時くらいには起きてるのですが。やっぱり外出すると21時とかには寝られないわけで稽古もはじまるしどうしようかなって感じです。すごい気持ち良いんですけど。

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家から歩いて5分ぐらいにあるプラネタリウムに行きました。2年間、前は通れど入ったことはない。夏休みのせいか平日の昼間なのにそこそこ埋まってました。星をみながら手元のボタンで三択クイズに答えて、会場内で一番多い答えが全員の総意になるというライアーゲームみたいなことをやらされてちょっと落ち着きませんでした。プログラムはまだ他にもあるみたいで、わが星完成までに何回も通おうと思う。
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・オケ鍋
オケタニさんが主催する鍋に行きました。7月の最後でしょうか。今回も色んな人と出会いました。

・不思議なダンジョン27階に到達しました
しかし、その後、ビックリするぐらい閉じこもってしまいました。家から一歩も出ない。そんでプレステのトルネコの不思議なダンジョンをやってました。プレステ2じゃなくてプレステです。ここ最近、ストレス解消にやっていたもの。SFC版と違って今度は転職できるんですね!27階がとりあえず終わりましたがまだまだ遊べる感じでうれしいです。こんなことやってる場合じゃないんです。
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・青年団のDM作業に参加しました
朝の10時から大人数で大量のDM封筒を作る作業。わが星も入ってますので、リンクの責任感と、その前の2日間を引きこもりすぎたのでリハビリをかねて。本当に沢山の人々がいっぱいいてなんか夏休みの登校日みたいで楽しかった。カレー食べたり。作業は順調に進んだみたいで夕方に終わって、ちょっとのんびりして三鷹へ。

・三鷹でパラドックス定数を見ました
みんみんと宮永さんと三人で。野木さんとちゃんとまともにご挨拶した。一方的に女優時代(?)の野木さんはけっこう見てるのだ。見ながら、どーしても次回の自作のことばかり考えてしまう。さぁ、この劇場をどうやって星にしようか。いただいた名刺が透明のカードに文字が印刷されてるやつで間違ってポケットに入れたまま洗濯してしまったら、ただの透明のカードになってしまいました…。手品みたいでした。すいません。

・その日はチラシに載るテキストをずっと書いていた
わが星のチラシはもうすぐ完成します。表も裏もとても素敵なことになっていると思います。テキストは作品の方向性をかなり打ち出しました。DM作業しながら書いて、三鷹で打ち合わせしながらレイアウトを相談して、そしたら三浦さんから電話がかかってきて、そのテキストの内容を説明したりしました。煮詰まってる電話だったのにどさくさにわが星の打ち合わせになってしまい、素晴らしいアイデアを聞き、テンションが上がったのでした。
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・みんみんが教えてくれた夏帆情報
オーディションっていう雑誌に載ってる夏帆の写真は駒場の公園で撮っている、私が乗った遊具に夏帆も乗っている、というので本屋に行ったときに見てみたら本当でした。

・プラネタリウム2
また行きました。宮沢賢治の銀河鉄道をモチーフにしたプログラム。こっちのほうが落ち着いてて楽しかったけど、人は少なかったな。さすがに2回目ともなると段々と星のことを憶えてきた。星座っていうのはどうにも苦手で、まずまったくその絵に見えないし、結んでいる線を消されるとすぐに見失ってしまう。どうやって昔の人は常に同じ星を認識できてたのだろうか。って思ってたけど2回続けてみるとなんとなくわかったような気がした。毎日、見ることが大切なんだな。猿を見分けるのと一緒だ。説明が足らなすぎて何を言ってるのかさっぱりわからない文章だと思います。葛飾の歴史博物館でもあるんだけど見てたらすぐに閉館になってしまった。残念。また行く予定。
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・本屋に行ったのはソースマガジンの第二号とスタジオボイスを買うため
ソースマガジンはおまけのCD目当て。韻踏もstillichimiyaも入ってる。スタジオボイスはたぶんこれが休刊号なんだろうけど、ゼロ年代の総括特集で、土佐さんが小劇場のコラムでちょっと名前を出してくれててうれしかった。スタジオボイスも憧れだったなぁ。広告批評も休刊したし。クイックジャパンはテレビ雑誌になっちゃった。でもどれも定期的に買ってたわけではないのでなにも言えません。そろそろ新しい何かが出てくるような気もする。

・コラムではありませんが
シアターガイドに短文を続けて書かせてもらえることになりました。まちをモチーフに創作をしています。最初は小説的な何かでしたが、今後はシナリオもどきとか色んな形で書けたら面白いかなって思ってます。実はもう第二回目の締め切りがギリギリで、この日記も筆の滑りをよくするために書いている。下書きはできた。あともうちょっと…。

・ところで
youtubeにアップされている鎮座ドープネスのフリースタイルがやばい。これが即興ってありえないけど鎮座ならありえる。9月のアルバム待ち遠しい。

・あと最近、気になってるのが
家の近所の美容室の誰に当てたかわからないメッセージ

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