■ 「反復かつ連続」稽古3日目&「いわきのあゆみ」稽古6日目
・12月7日(月)
朝10時に渋谷で打ち合わせ。シラスジローなる人物を知る。頭に浮かんだのはねじり鉢巻でシラスを売っている魚屋さんだ。全然違うらしい。そんなことはどうでもいいのだ。来年のワークショプについて。ワークショップは怖いけど楽しみ。いつだってそう。他人に触れるのは怖いのだ。怖がりながらも付き合う方法をなんとなく模索する。自覚的に。それが僕なりの演劇によるコミュニケーション能力向上だろう。ペラペラ喋れることだけが能力ではない。沈黙もまたコミュニケーション。
で、そのまま駒場まで歩いて「反復」稽古。30分の稽古のち、内山さんといろいろ喋る。インパラのシーンをやってもらったり。楽しい。しかしこの日はだるかったなぁ。風邪かと疑う。三軒茶屋へ。マスクを買う。てか懐かしい。去年の12月と1月ほぼここで過ごしてたから。冬の三茶は懐かしい。打ち合わせて、ご飯食べて時間潰してから、世田谷パブリックシアターへ。「国盗人」。受付で並んでいたらおり絵さんと出会う。奇遇。
そうだ、しのぶさんのtwitterで知ったのだけど朝日新聞の朝刊の回顧2009で徳永京子さんが「わが星」を挙げてくれたらしい。コンビニで朝日新聞購入。ありがたいことです。矢作さんとおり絵さんも会うなり良かったねーと言ってくれる。
で、国盗人だ。実はみゆきんぐもねっちさんもテツさんも出てて関係者率が高い。観劇中にテツさんの野村萬斎モノマネを思い出し笑いそうになる。いや、本当に似てるんだ。リチャード三世に興味を抱く。悪者が主役って面白いな。読んでみよう。終演後、みゆきんぐたちにご挨拶。アフタートークをモニターで聞き、帰宅。
・12月8日(火)
いわきへ出発。お蕎麦をいただいてから授業。1時間50分なぞあっという間。ラップしてアップして稽古。ラップは後半を新作にしてみた。稽古は前回までの割り振りを細かく稽古。とりあえず流してみるもえらいタルい仕上がりに。セリフを覚えているとこはいいけど、うろ覚えのところはぜんぜん甘い。棒立ちになっちゃうしなぁ。
でもタイミングなどかなり細かく指示して返したら、一気に集中してよくなった。そうそうみんな能力は高いのだから出し惜しみしないように。あと、とのもちゃんととのなりの爆笑をしてくれたのがよかった。できるできる。練習すればできる。だからちゃんと集中してー。あとセリフ覚えてー。意外と全員稽古の時間が少ないらしい。貴重な時間を無駄にしないようにしよう。
授業終了後、チェックイン。石井先生&ヤッシー先生と噂の中華を食べにいくまでの間にメールと仮眠。噂の中華屋さんは本当においしかった。久しぶりにあんなふわふわのかに玉食べた。いろいろ話す。現場は大変だろうけど、でもここにはある種の理想形がもうあって、先生の悩み事を聞きながらもやはりどこかで喜んでいる自分がいる。いや、本当に先生は大変なんだろうけど。こういう学校がもっと増えたらいいと思う。いいと思うじゃなくて実際に動けないだろうか。自分は何ができるだろうか。
先生にも話したけれど、この学校はひとつのことに集中できるのもすごく良いけど、複眼的になれることが素晴らしいと思う。例えばけろちゃんは部活は吹奏楽部なんだけど選択科目で演劇をやっている。それってすごく豊かだと思う。っていうのも演劇をやるっていうことが「演劇をやるか真っ当(?)に生きるか」みたいな二択になっちゃってることがあって、なんか専門学校的というか、今ENBUで授業もやってるからそう思うのだけど、誤解を恐れずにいうならばもっと気楽に演劇ができるようになればいいなぁと思う。なんかプロになれなかったら人生終わりみたいな。草野球だってあるのに、カラオケだってあるのに、演劇は常に人生を賭けなければいけないのだろうか。そういう存在がいることは、例えば俳優になりたいと強く思ってる子にはとても有意義だと思う。どっちもいるってことをお互いに知ることがよいのだ。たぶん。間口は広く、奥行きは深くしていきたいと思う。
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コメント
お疲れさまです。
私はこの高校に来れて
ほんとによかったです☆
吹奏楽もアトリエも
成功させるために
がんばります!
よろしくお願いします!!
投稿: けろ | 2009/12/10 22:52