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■ 「スイングバイ」稽古5日目

みなさまありがとうございます。周りの人達が喜んでくれてるのが一番うれしいです。
劇王中にさんざんネタにしたかいがありました。鹿目劇女王防衛おめでとうございます。そのこともちゃんと書かねば。
しかし、普通に稽古日記を更新するという。しかも名古屋に行く前の。やたら威勢の良いことを書いてるがその後も悩むばかりで結局、全然進んでいない。これは本当にまずい。やばい。今日も稽古だ。あといわきのみんなもコメントありがとう。でも君たち岸田戯曲賞なんて知らなかったでしょ!と言いたい(笑)。写真は合戦くんです。
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・2月4日(木)
朝から唸って、ポチポチ書き連ねても使い物になる気が全然しない。なんとかして昨日の稽古の延長で鞄をパスしながら時間を移動するシーンをでっち上げるも気持ち乗らず…。やりたいことが分散してるんだ。自分が今回描くべきもの、一番描きたいもの、最善のルートが見えてない。だからあれもやりたい、これもできると、チラチラ目移りしてるだけで一歩も踏み出せないんだ。だめなときのパターンかもしれないと思う。でもそんなパターン本当はないんだ。自分で自分にそう言ってるだけなのに。悪い自己暗示にかかってるようで一人苦しむ。
そんなわけで稽古も最初は気が重く、みなさんごめんなさいの気持ち。
で、柔軟、名前、しりとり、鞄パスときて最後の最後に観念してテキストを使う。
案の定、色々なアイデアが稽古場を流れては消えていき、ちゃんとつかむことができない。
で、もう、もがく様をみんなに見せる。そして、でも、かろうじてやりたいこと、やりたいと願ってること、見えている景色を語り始めた。
少しずつ、なんとか、話す。そして話しながら、少し自分がやりたかったであろうことがポロッと出る。
それにみんなが反応してくれる。すごく、嬉しい。そうか、そうだったのかと自分で自分に思う。
もうちょっと、もうちょっと、と話してるうちに饒舌になる。
自分が今の、この世界で、新作の演劇作品を作るということにどういう意味があるのか。あるいはないのか。そして、もしもないならば、どういう心持ちで生きるのか。ずっと考えているそんな問いかけへの言い訳、欺瞞、慰め。でも、僕なりの肯定。すべての。
というわけで10時を大きく過ぎて早めに退散させてもらう。本当にすいません。
でも今日、話せてよかったです。稽古は間が空くけど、その間に僕は言葉を作ってきます。みなさんにもちゃんと宿題、用意します。

そしてそのままスイングバイスタッフ会議へ。渋谷へ。
青木くんとイトキンくんが先に来てて、のむさんと会ってミヤマカフェへ。申し訳ない。
今日、役者さんに話したことをより具体的に。みんなの意見が作品内容に関してばっかりなのがすごく嬉しい。ていうか固まってなさすぎだろってことか…。でも池袋のサイゼリヤでわが星の話をしたときもこんな感じだったと思う。音響の大ちゃん&さめちゃんも参加。何がしたいかを共有するって大事だなと本当に思う。演劇は集団で成立する。だからおもしろいのだ。きっと。
終電でまたも申し訳なく退散。でも今日の稽古&会議は自分がなにをしたいのか、今後どうするべきかの大きな指針になった気がする。
そう、気がするだけなんだ。だから明日は明日で苦しむしかない…。
ルーティンワークについて書きたい。日々の繰り返しの、無意味に思える仕事の価値を描きたい。
それが家族や血族ではなく、他人と共有されていく様が描きたい。今回はそれだけを忘れなければなんとかなりそうです。

明日からは名古屋に行きます。劇王の司会です。劇作家達が集まる場所で、僕も戯曲を書く。今日撮ったみんなの顔写真見ながら書く。
今日、ようやくスイングバイ創作(落書き)ノートが一冊終わる。やっと、やっと一冊だ。まだまだ全然だ。

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