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2010年2月の7件の記事

■ 「スイングバイ」稽11&12&13日目

・2月17日(水)
お、おぼえてない…。走り穂で稽古したのか…。えーと…。わが星の校正と反復の字幕作りと台本書きの三本同時作業をしててもうやだ。しかも台本書きの息抜きで校正と字幕作っちゃうとたのしくてそっちばっかりやってしまう…。だめだこりゃ。

・2月18日(木)
久しぶりにアゴラ5階で稽古。青年団の新人美術家さんが見学。まだなんにもできてないですが…すいません。
今日も今日とてアップに時間がかかる。色々、試す。きれいにかっこ良くなりたいんだけど、どうしたらできるんだろう。そして熱くもなりたい。
でもこの日は最後あたりにだいぶ盛り上がってきて、歌も入ってちょっと感動したけど…。
で、書きかけ台本を配る。とりあえず11ページぐらいまであるけど全然、信用してない。様子を見ながら楽しんだり悩んだり。

・2月19日(金)
稽古前に徳永さんとぴあの三重さんと話す。三重のぴあだと思ってたら逆(?)でした、失礼しました。なんだかうじうじした話し方になってしまった。でも話しててわかったこともある。篠田さんや神里くんや岩井さんが、劇映画とかドキュメンタリーを作ってるのだとしたら、それに憧れてる僕の作品が、でも全然やっぱり毎回なんか違う質感になってしまってるのは、僕がそーゆーものに憧れつつもアニメを作ろうとしてるからではないだろうか。だから、根本が違ってしまってるのではないだろうか。だからみんなの作品に憧れて作りたいと思えば思うほど、なんか、離れていってしまうような…そんな感じがした…。だったら開き直って、アニメを突き詰めてみたい気持ちでもある今日このごろである。1秒間のセル画枚数をもっと多くして、すべての動きを滑らかにしつつ、コントロールするみたいな。「宇宙ショーへようこそ」みたい。でも結局、エヴァ破もサマーウォーズも見てないという。
今日は走り穂で稽古。うりんこの平松さんが見学に。でも気にせず最初の30分は柔軟。で、今日もぐにゃぐにゃアップをいじくる。みんなへとへと。これまったく舞台に出てこなかったらどうしよう。でもきっと、そうでも、潜在的には現れるよねと思ってはまってしまう。本当に何の稽古してるんだかわからなくなってきた。
で、思いつきをみんなに喋って、それで階を移動できないか試してみる。教育番組みたいなシーンチェンジ。でもそれでもいい。やってみよう。恥ずかしいこともやっていこうとなんか妙に開き直ったりしてみた今日なのだった。
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■ 「スイングバイ」稽古9日目&10日

・2月15日(月)
今日は白水社へ行って打ち合わせ。になぜかのろくんと菊池さんも同席して白水社について取材&会社見学をさせてもらう。
楽しかった。自社ビル5階プラス地下の仕事場を見せてもらって、話を聞かせてもらった。
会議室がもともと食堂だったり、総務の人だけちゃんとスーツ来てたり。フィールドワークも大事だと気づかされる。これは横浜で行われた「会/議/体」の結果です。
で、エチオピアでカレーを食べて、駒場東大前に行って稽古。
最初はすずきっさんのおみやげの配り方を模索。おみやげを配るというのは僕の中でオフィスでやることかなりの上位なのだ。
で、その後にこないだの復習&模索。新しい動きが見つかる。なるほどなー。
これはもうフィールドが必要だ。イトキンくんが稽古を見に来てくれる。
で、台本に合わせて動きをつけたんだっけ。まだ戯曲はうろうろするばかりで中に入っていけない。
あとはみんなに宿題にしてもらった作曲の発表会。楽しかった。ちょっと感動したた。
スタッフ会議。すごくありがた意見やアイデアがでるがやはり台本が足らなさすぎてまだ決定打がでない。
僕の責任だ。だから最後はもう一度、「スイングバイ」とはどういう物語なのか、何を描きたいのか、何を考えているのか、これからこの話をどうしていくのか。そんな話をする。

・2月16日(火)
お昼から熊井さんに協力いただいて、内山さんと話す。「反復」について。TPAMへのパンフ用。作品の成り立ちとか。もう小畑さんが台本を英訳してもらってて(ありがとうございます)、TPAMでは字幕の出し方がポイントになるだろうなぁ。なんか面白い出し方がしたいけどそんな時間も労力もなし。出来る範囲で最大級の効果を。でも自分の作品が翻訳されたのをはじめて読んで、内容は全部頭に入ってるから、英語が読める!ってなんかバイリンガルになった気分が味わえて楽しかった。
で、台本に頭を悩ませて、ちょっと仮眠タイミングが訪れたので、早めに走り穂に行って仮眠。
起きて、つれづれなるままに台本を書いていたら、ちょっとアイデアが生まれた。
あ、でも、もしかしたらこれでとりあえず今の問題は解決するかもっていうアイデア。
で、一気にメモが2ページぶんぐらい進む。あ、うん、やっと第一段階は抜けれそうな予感。
だいたい第三段階まであるのがいつものパターン。
で、稽古はいつも通り鞄のパスから、今までのところを復習して、歌をもう一度、吟味。
あっという間に時間は進めど、出来上がりのスピードはめっちゃ遅い。いつものことながら…。
役者さんたちが楽しそうだったり、あんまり不安そうだったりしないのだけが助けか。顔で笑って心で…なのかもしれないけど…。あと楽しそうならそれでいいのかってのもあるけど。でも今回はいいような気がする。声援が飛び交うようにしたかったんだけど、なかなか上手く行かなかったなぁ。うーん。
あと今、稽古してることが一体どれだけ生かされるのかって感じかも。
フォークダンスも稽古量に対して全然、活用できなかったもんな。
とにかく落ち着いて、いくしかない。
で、稽古が終わってから、大学の後輩のもとや君に電話する。
彼の仕事がまさに、アイデアそのものだったからだ。いっぱい話が聞けた。ありがとう。メモを書きながら、次の展開を考える。
台本を書く作業というのは、僕の中で創作するということは、ある意味、捨てること、あきらめることである気がする。
最初は無限や、遥か遠くや、全部を描くことを目標とするけど、描けることなんてたった数個で、色んなものをあきらめて、今やりたいことにやっと気がつくような、そんな作業だ。だからいつもやりきれてない気分になり、達成感などほとんどない。

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■ 「スイングバイ」稽古6~8日目

どたばたうじうじめそめそしてるけどなんとか記録だけはつけなければ。
・2月9日(木)
東京に戻ってきて稽古。テキストは一応、あったのだっけ?壁に張ったりしたのか。誰がどのセリフ言うのかランダムでやってみたいと思ったのか。そういう外堀ばかりのアイデアで肝心の中身がないのでは話しにならない。落ち込む。あ、でもみんなからケーキをもらった。おいしかった。うれしかった。
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・2月10日(金)
書けず落ち込んで稽古場へ。その前に原宿でTPAMの打ち合わせ。そのNewsも更新しなきゃ。あぁ…。GKTJに会う。お元気そうだった。原宿Vacantはとても素敵な場所だった。で、えっとクリストフさんと会ったのかな。やっぱり上手くコミュニケーションとれないなぁ。落ち込んで稽古場へ。制作チームのみなさんも見学してくれた。模索し続ける。みんなの体をちぐはぐさせてもらうけどあんまりスイングバイ(?)できない。スピード感を求めてるみたいだ。その後、スタッフ会議。のむさんは北九州。今日も心強い。しかし寒い。
そして次の日の稽古は休みにしてもらった。ずっと書けない、書けない言い過ぎてもうあれですけど、こういうのはどう考えてもよくないです。稽古前に台本が完成してたほうがいいに決まってる。どんどん遅くなってる現状はまずすぎる。周りに迷惑もかかる。もっと戯曲について、言葉について考えなければいけない。考えたい。演出の片手間(?)で台本を書きたくない。だから5月をさかいに少し今後の公演予定を整理しようと思う。

・2 月13日(土)
朝はエンブゼミで卒業公演の予告編を作る。みんなの自主公演でやってもらう予定。この台本は意外とすらっと書けた。2時間で大まかな演出を決める。できるじゃん。間に合うじゃん。ポイントは自分を過大評価しないこと、台本だけで面白いものを書こうとしないこと…。
昼は横浜の開港記念館で会/議/体。おもしろかった。アドバイスや解決策ではなく、自分ができることを提示する、そしてチームを組む。っていうのがミソだ。またやりたい。僕の台本への悩みも聞いてもらった。少し解決したような気がする。問題→解決はストーリーの鉄則か。
夜は稽古。すずきっさんとのんちゃんがおやすみ。観念して無理やり進めた4ページ。どんどん振りをつけていく。振り付けみたいにしたいと思ってる。いや、フォーメーションか。もしくは単なる移動。ダンスや舞踏についてはやっぱりよくわからない。見るのはだいぶ好きになってきた。頭で考えすぎる、役者を管理するっていうのはもうどうしようもない僕の"個性"なのではないかと思ってきた。シチュエーションコメディ時代から思えばそうだったのだ。パワーや人間力にも憧れるけど、あきらかにスタートが違うことを認めなければいけないと思う。でもあきらめない。ロボットみたいに扱われて(扱ってるつもりはないけど常に自問自答している、ふとそう思うときもある、役者もそう思うときもあるかもしれない)いやじゃないですかと役者さんに聞いてみちゃった。

とりあえず記録はつけた。こーゆーもがきもいつかは役に立つと思おう。記録を続ければ続けるほどいい結果になった気がしたけど、そうでもないか…。
セオリー、占い、ありとあらゆるものに頼ってる。不安でしょうがないです…。
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■ 「スイングバイ」稽古5日目

みなさまありがとうございます。周りの人達が喜んでくれてるのが一番うれしいです。
劇王中にさんざんネタにしたかいがありました。鹿目劇女王防衛おめでとうございます。そのこともちゃんと書かねば。
しかし、普通に稽古日記を更新するという。しかも名古屋に行く前の。やたら威勢の良いことを書いてるがその後も悩むばかりで結局、全然進んでいない。これは本当にまずい。やばい。今日も稽古だ。あといわきのみんなもコメントありがとう。でも君たち岸田戯曲賞なんて知らなかったでしょ!と言いたい(笑)。写真は合戦くんです。
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・2月4日(木)
朝から唸って、ポチポチ書き連ねても使い物になる気が全然しない。なんとかして昨日の稽古の延長で鞄をパスしながら時間を移動するシーンをでっち上げるも気持ち乗らず…。やりたいことが分散してるんだ。自分が今回描くべきもの、一番描きたいもの、最善のルートが見えてない。だからあれもやりたい、これもできると、チラチラ目移りしてるだけで一歩も踏み出せないんだ。だめなときのパターンかもしれないと思う。でもそんなパターン本当はないんだ。自分で自分にそう言ってるだけなのに。悪い自己暗示にかかってるようで一人苦しむ。
そんなわけで稽古も最初は気が重く、みなさんごめんなさいの気持ち。
で、柔軟、名前、しりとり、鞄パスときて最後の最後に観念してテキストを使う。
案の定、色々なアイデアが稽古場を流れては消えていき、ちゃんとつかむことができない。
で、もう、もがく様をみんなに見せる。そして、でも、かろうじてやりたいこと、やりたいと願ってること、見えている景色を語り始めた。
少しずつ、なんとか、話す。そして話しながら、少し自分がやりたかったであろうことがポロッと出る。
それにみんなが反応してくれる。すごく、嬉しい。そうか、そうだったのかと自分で自分に思う。
もうちょっと、もうちょっと、と話してるうちに饒舌になる。
自分が今の、この世界で、新作の演劇作品を作るということにどういう意味があるのか。あるいはないのか。そして、もしもないならば、どういう心持ちで生きるのか。ずっと考えているそんな問いかけへの言い訳、欺瞞、慰め。でも、僕なりの肯定。すべての。
というわけで10時を大きく過ぎて早めに退散させてもらう。本当にすいません。
でも今日、話せてよかったです。稽古は間が空くけど、その間に僕は言葉を作ってきます。みなさんにもちゃんと宿題、用意します。

そしてそのままスイングバイスタッフ会議へ。渋谷へ。
青木くんとイトキンくんが先に来てて、のむさんと会ってミヤマカフェへ。申し訳ない。
今日、役者さんに話したことをより具体的に。みんなの意見が作品内容に関してばっかりなのがすごく嬉しい。ていうか固まってなさすぎだろってことか…。でも池袋のサイゼリヤでわが星の話をしたときもこんな感じだったと思う。音響の大ちゃん&さめちゃんも参加。何がしたいかを共有するって大事だなと本当に思う。演劇は集団で成立する。だからおもしろいのだ。きっと。
終電でまたも申し訳なく退散。でも今日の稽古&会議は自分がなにをしたいのか、今後どうするべきかの大きな指針になった気がする。
そう、気がするだけなんだ。だから明日は明日で苦しむしかない…。
ルーティンワークについて書きたい。日々の繰り返しの、無意味に思える仕事の価値を描きたい。
それが家族や血族ではなく、他人と共有されていく様が描きたい。今回はそれだけを忘れなければなんとかなりそうです。

明日からは名古屋に行きます。劇王の司会です。劇作家達が集まる場所で、僕も戯曲を書く。今日撮ったみんなの顔写真見ながら書く。
今日、ようやくスイングバイ創作(落書き)ノートが一冊終わる。やっと、やっと一冊だ。まだまだ全然だ。

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■ 「スイングバイ」稽古4日目

・2月3日(水)
なんとかちょぼちょぼ書き始めるものの結局、形にならず台本はないまま稽古場へ…。気分が重い…。でもやりたいことはある。試したいこともある。なのでそれをやる。恒例の30分の柔軟。その後、名前呼びゲームと高速しりとり。どちらもアイコンタクトとチームワークが大事なのだ。今回はとにかくチームワークなのだ。しかもテーマではなく、現象としてチームワークを立ち上げたいと思っているのだ。本当にできるのかー。
で、そのあとに紙バスケをしようとしたんだけど、全然想像の形にならないので、どんどんルールチェンジしてどうしたら紙パスが上手くいくのかがんばる。で、その後、ペットボトルにして、携帯電話にして、人にして、会話にして、モップにして、最後にもう一度紙にしてもう一度最後はカバンであっというまに2時間半!
面白かったー!久々のフィーバー状態だった。しかも今回は柴も興奮してるけど、演助ののんちゃんもだし、あとみんなもどんどんアイデアとかをくれた気がする。そうだもっと早くイメージや、最終映像を共有したい。どんどんみんなで磨いていきたいのだ。
最後のカバンは通勤がずっと続いてく感じが、なんか悲しくて、でも愛おしくて、たしかにのんちゃんが言う通り感動した。けど音楽があったからじゃないかなー。でもこれで物パスや役パスや位置パスができることがわかった。しかも移り変わる様が、物や人がクルクル回っていくから、本当にスイングバイだった。そうか、このためのタイトルだったのか。
みんなが回りながらパスして加速していく物語。よし、あしたこそ何か持っていく…。
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■ 「スイングバイ」稽古3日目

今日は最初に20分柔軟して、ネクタイで遊ぶ。本当にネクタイで遊んでしまった。
みんなでネクタイを締め合いっこしたり、はやく結んだりしたらネクタイダンスみたいにならなかと思ったけどやってみて異常に難しいことに気がつく。プレーンノットな巻き方でも全然カウントしながらとか巻けない。ましてや人のを巻くのはもっと難しい。
でもみんなハマってしまい1時間半ぐらいネクタイと格闘。この稽古だいじょうぶか。
で、次はチームに別れてみんなの職場のシーンを作ってもらう。
3チーム×4シーン。グルグル回す。仕事内容もとても面白く色々とツッコミたいけどもう全体を考えてくるとそうもしてらんない。
だめだ。テキストが欲しい。言葉を産み出さなければ。いつも戯曲の一言目は困るんだ。最初の1ページは一番、時間がかかると言ってもいいぐらい。うそだ。いつも時間がかかるんだ。でも飛び降りなければ書き始められない。
でもぬるっとした瞬間あったな、気持ち悪い気持ちいい瞬間。音楽も捨てがたいけど、言葉をつないで芝居をシームレスに移動できないだろうか。
上下左右、自由自在のエレベーターみたいな。うん、最後にのじさんが言ったみたいに街みたいにもできそう。うん。
あぁ、そうか、台本に追われる稽古は久しぶりだったのか…。明日も朝から戦おう。なんとか1ページは持って行こう。
帰り道は野津さんのビジネスの相談(?)を聞きながら帰る。うーん。

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■ 「スイングバイ」稽古2日目

・1月31日(日)
本日も全員集合。12名全員いるのかいつもわからなくてまごまごします。
組体操と回転式自己紹介と仕事の話をちょっと。
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あとは「スイングバイ」をどんな芝居にしたいかを30分ほど話す。
そのあとはアゴラ5Fで飲む。サクっと1時間。みんなの帰り際が美しくて今回の座組は結構いいのではと思う。
そろそろテキストを持ってこないといけないなぁ。でも気楽に断片的に持ってこよう。僕もスポーツ演劇が作りたい。

別役実戯曲を読んでいる。影響をうけそう。この何もはじまってないのに、すべてが終わっているような会話、設定はどうやって成立してるのだろう。考察しよう。あとワイルダーの「危機一髪」も読む。面白い、上演したい。色々と読みあさっている。そしてスイングバイを考える。

昨日はネット&通信断ちをしてみた。Macも携帯も持たずに活動。楽しかった。考え事をするにはとてもいい。部屋の掃除もした。そして「F」を見た。劇場を出たら雪で、綺麗だったなぁ。あと最近ずっと肩が痛いので整骨院に行ってみた。そろそろ本気で姿勢を治したいと思っている。今回の稽古中に柔らかくなったら圧巻だな。年中ずっと稽古してるんだから、ずっと柔軟すればいいのか。よし今年の目標は柔軟と姿勢矯正だ。

稽古(?)映像をアップー。

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